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武者小路実篤 「一人の男」上下  初版本・昭和46年・新潮社・函・帯付

¥1,716(税込)
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アイテム説明

商品詳細

「武者小路実篤には「或る男」と「一人の男」という二つの"自伝小説"があります。そのうち大正7年に新しき村を創設した30代半ばから、執筆当時の85歳までの後半生を書いたものが「一人の男」です。
宮崎の新しき村での生活、離婚・結婚と子供たちの成長、時代思潮のリーダーから失業時代への急転、生涯でただ一度の欧米旅行、埼玉の新しき村開設、第二次世界大戦を巡る体験、主宰雑誌『心』にかける意欲、子・孫十五人の生活から夫婦二人で暮らす終の住み処へ、新しき村50周年を迎える感慨、そして85歳を迎えてなお尽きないこれからの展望と期待などが、時間軸に沿って書きつづられています。
"自伝"といわれ、また実篤の率直な文体に接すると、つい全て包み隠さず虚構を交えずに書かれていると思ってしまいがちです。しかし、実篤は「一人の男」の執筆について、「自分が経験してきた事を、なるべく事実に忠実に書きたい」という一方で、「但し僕はここで告白をしようとは思わない」「自分の秘密には触れたくない」(いずれも「一人の男」一章)ともいい、あくまでも主観に従って書こうとしています。この作品を読むときには、単なる記録ではなく、"小説"の要素を含んでいる可能性に注意を払う必要があります。
「一人の男」は、昭和42年1月から45年12月にかけて『新潮』に連載されました。開始時、実篤は81歳でしたが、自伝を書く人は書き上げない内に死ぬ人が多いという記事を見かけ、「それを読むと僕の例の癖が出て、それなら一つ書いてやろうかという気になった」(「一人の男」一章)といいます。実際には、四年間で休載したのは昭和45年の3・4・8月の三回だけで、四十五回の連載を無事連載終了の翌年、昭和46年8〜9月に上下二巻で単行本が刊行されました。特装版と並装版があり、いずれも装幀は白樺時代からの旧友である洋画家・梅原龍三郎が手がけ、その原画も当館が所蔵しています。(調布市武者小路記念館)


新潮社・昭和46年8月初版発行の武者小路実篤「一人の男」上下・函・帯付きです。題字、カットは梅原龍三郎です。経年のヤケ小シミが少しありますが、本文にはシミや書き込み、蔵書印などはなく綺麗です。下巻の帯に欠損部があり別紙で補修しています。
51年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします

商品の情報

カテゴリー:本・雑誌・漫画>>>本>>>文学・小説
商品の状態: やや傷や汚れあり


カラー名は、ショップ提供情報に基づいています。モデル画像は着用イメージとなります。色味は生地アップでご確認ください。画面設定等により実際の商品の色とは異なって見える場合がございます。

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